頼宗邸プロジェクト

頼宗邸のある本山町ってどんなところ?


本山町は、府中市街地の北にそびえる亀嵂岳の山麓に位置する場所にあり、府中市内の企業の工場地帯と豊かな自然が共存した地域です。自然とものづくりの場だけでなく、府中市内の指定文化財の1/6を占めるなど、文化財、歴史遺産の宝庫でもあります。本山の歴史・文化を1冊の本にまとめ、ほぼ毎年発行している「本山町郷土史会」の方々や、本山町周辺の山々で、登山道を作ったり、里山暮らしの知識を深める講習会を行っている「本山町里山倶楽部」の方々など、この地域には、歴史と自然に誇りを持ち、自分達でおもいっきり楽しむ人達がたくさんいます。

「頼宗邸プロジェクト」ってなに?


「頼宗」とは民家の屋号であり、本山町に江戸末期頃に建てられた古民家です。高台にあるこの建物は、府中市で初めてテレビが設置された家で、大相撲やプロレスを見に来る近所の方々の憩の場であり、本山町の象徴的な建物です。敷地の前面には城郭を思わせる高さ約6mの壮大な石垣が築かれており、棚田が広がる田園風景の中に浮び上がる石垣上に建つこの建物は、景観的にも美しく、地域の歴史を伝える建物として地域住民にとって大切な存在となっています。そんな「頼宗邸」を、地域の方々と一緒に活用していくプロジェクトが「頼宗邸プロジェクト」です。

今までどんなことをやってきたの?

2014年より、先に紹介した「本山町郷土史会」のメンバーと持ち主の方が一緒に立ち上がり、頼宗邸の活用方法を検討する動きがうまれました。他地域の古民家に視察に行ったり、古民家活用について、書籍で勉強したりと、自分達で出来ることの中で積極的に活用方法を模索していきました。現在は、「ひろしまスタイル定住促進事業」として、広島県や府中市と連携しながら進めたり、登録有形文化財の指定に向けた取り組みや、建物の改修工事を町外の方と一緒に実施して本山町や頼宗邸に親しんでもらえるような活動も実施しています。


里山暮らしの知識を深めるワークショップも開催

どんな人を募集しているの?

現在、頼宗邸プロジェクトでは、頼宗邸を実際に活用してくれる方を募集しています。プロジェクトメンバーだけでは、日常的な活用は難しいこともあり、頼宗邸で何か新しいお店や仕事場を開業してみたい方を募集しています。ただ、どんな人でも良いというわけではなく、プロジェクトメンバーや、地域の方の意見を聞いたところ、「地元に馴染んでくれる、コミュニケーションが好きな人」、「余ってるものや場所を活用するのが好きな人」、「みんなが楽しいと思える場を考えるのが好きな人」という人物像が出てきました。ちょっとでも興味の湧いた方は、是非お問合わせください。
お待ちしております!




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