チロル

創業支援制度ではじめたお店

府中市には、商工会議所が企画した創業支援制度がある。家賃補助だけではなく、申告のアドバイスや広報誌のPRもあり、イチから経営を始める人にはありがたいサポートだ。

魅力ある近隣商店街作りに向けて

手づくりの小物雑貨や、リサイクル着物・子供服などを扱うお店「チロル」は、この制度を利用して2008年に創業した。支援が終了した2年を過ぎても、商店街に根付いた唯一のお店だ。もうすぐ10年になる。お世辞にも人通りが多いとは言えない商店街なのだが、チロルがあるから商店街に行くという人もいて、そのおかげでちらほらと、魅力あるお店が商店街周辺に増えていった。

パワフルに、イベントを企画

チロルを経営する母娘、槇埜恭子(まきのきょうこ)さんと、木原優里さんは、大らかで、自然体で、それでいてパワフル。小さい頃、自宅で縫物や編物の教室をしていた母・恭子さんの姿を見て育った優里さんは、高校時代には自作の鞄を友だちに売り、専門学校時代にはギャラリーを借りて個展を開く勢い。タウンページを見て、安く看板を作ってくれそうな会社へ交渉に行ったり、作ったものを売ってくれる会社を見つけて、自転車で奔走していた猪突猛進さは、今も面影がある。そのひとつ、優里さんが企画する府中市文化センターのホールを借り行うイベント「ハンドメイドマツリ」は、次で20回目! お裁縫が好き、自分の作ったものを売りたいという人たちで、80以上もの出店申し込みがあり、二日間で約2000人の来客がある。 チロルの魅力は、いつまでも支援に頼ることはなく、自力で人を集められる力があることだ。それは、商品の魅力と共に、子育ての悩み、仕事の愚痴、今日の晩ごはんのおかずの悩みが、楽しく話せるみんなの心地よい場所になっているからだろう。


テイストが定まらなかった時は管理も大変で。自分の好きなレトロでポップなものに絞ったら、お店のイメージが定着してよかったと思う。

子ども服の古着も販売。子どもを見ながら仕事をできたのは助けてくれる人がいる商店街だったから。

いつか自分のお店を持った時の間取り図を地面に描いていた頃もあった。

お店の情報

キモノとハンドメイド チロル
広島県府中市府中町740(商店街)
Tel.0847-43-2408
営)10:00〜17:00 ※日祝日は、〜16:00
休)毎週水曜日、日曜日不定休
ブログ http://ameblo.jp/t2408/




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