小さなパン店おがわ屋
宝石のように輝くパンとホッとする空間
「いらっしゃ〜い!」と明るく暖かな声で出迎えてくれたのは、「小さなパン店おがわ屋」店主の小おがわ川真まゆみ由美さん。店内に入ると、宝石のように輝くパンと、木を基調とした空間に、なんだかホッとする。
お店をはじめるまで
真由美さんは、府中の高校を卒業後、ケーキ屋さんに就職。20歳で結婚・出産をし、その頃からパンに目覚める。後に、近隣市町で有名なパン屋さんに勤めて、独立に至った。独立当初は、家庭用電子レンジのオーブン機能を使って作りはじめ、知り合いのカフェでパンを販売させてもらっていた。その後、旦那さんの実家であり、元うどん屋だった建物を自分達で改修してお店をオープン。
店作りもメニュー作りも試行錯誤
店内は、イートインスペースの机、レジスペースの台、看板など、様々な物を自分達で作り、空間を作り上げていった。基本的には「買わない」、欲しい物があれば、まずは「作ってみる」というのがおがわ流。「あまり背伸びをすると、キャパオーバーになってしまうので、自分達の出来る範囲で出来ることをゆっくりやっていきたい」と話してくれたのは、自分の仕事の合間を縫ってお店のサポートをしている夫の邦くにひろ博さん。取材中に出してもらった、チャイ風チャイも「試しに作ってみたんよ〜」「ブルベリーのパンが今日テレビでやってて、美味しそうだったから作ってみたんよ〜」と、「まずは作ってみる」そのトライ&エラーを重ねて良いものを作り上げていっているというのが、感じられる。
店内のレイアウトも30 回以上変更するくらい、「新しい発見を得る」事が好き。
情報発信の秘訣
また、情報発信で一番大切にしていることは、イベントに参加することだという。それは、ウェブやチラシなどで、一方的な発信をするのではなく、人と会って会話をすることの方が、得られるものが大きいと実感したためだ。お客さんとの会話を大切にし、新しいものにチャレンジし続けることが、長続きの秘訣なのかもしれない。
パンが入ったガラスケースは、まるで宝石箱のよう。
知り合いの雑貨屋さんの商品だけでなく、友達の奥さん、近所のおばちゃんや高校生が趣味で作った雑貨も販売している。
お店の情報
小さなパン店おがわ屋
広島県府中市父石町267
Tel.0847-41-8650
営)15:00〜20:00くらい
休)日曜日・月曜日 (私用で臨時休業あり)
Facebook: https://www.facebook.com/ogawayapan/